投稿日時:2017/3/26
江ヶ崎・ 実ヶ谷土地改良区第9回通常総会
本日は、江ヶ崎・ 実ヶ谷土地改良区の第9回通常総会にお招き頂きました。上程された議案が承認、可決されましたことにまずもってお祝い申し上げます。皆様方には、日ごろから両市の農業振興に多大なるご支援とご協力を賜り、心から感謝を申し上げる次第でございます。
貴土地改良区におかれましては、蓮田市の江ヶ崎地内と当市の実ヶ谷地内及び岡泉地内にまたがる区域におきまして、埼玉県が事業主体となり担い手農家の育成、農地利用集積の推進及び農業経営の安定化を図ることを目的に設立されました。これまでの事業経過につきましては、平成20年に事業認可及び工事に着手され、平成26年度までの7年間で工事が完了し、緑豊かなほ場が形成されております。
その後、平成27年度には念願であった換地処分がなされ、現在まで農業経営の効率化及び生産性の向上が図られているところであります。しかしながら、我が国の農業をとりまく環境は農業従事者の高齢化や担い手の減少などにより、地域の共同活動によって支えられている農地等の多面的機能の維持発揮に支障を来たしている状況であります。
このような状況を打開するための政策として、国では平成26年度から日本型直接支払の多面的機能支払交付金事業がスタ-トしたところです。当市におきましては、現在5つの組織が活動しており、植栽による景観活動や道水路等の維持管理活動に取り組まれ、緑豊かな環境づくりにご尽力されているところです。
市といたしましては、この多面的機能支払交付金事業をさらに効果的に推進できるよう取り組んで行くとともに、河川が29ありまして、うち一級河川7本、川の立体交差する所が9箇所もある水郷地帯でもありますので、この河川を活用し蓮田市を始めとして近隣市町と連携を図りながら、農業の発展に寄与してまいる所存でございます。今後におきましても、引き続き埼玉県のご指導、ご協力を賜り、また組合員の皆様方の強い団結力をもって当事業が円滑に推進していくことを心より念願する次第でございます。