投稿日時:2012/3/30
埼玉利根保健医療圏における地域医療ネットワ-クシステム「とねっと」について
埼玉利根保健医療圏医療連携推進協議会は、埼玉県北東部の6市3町を圏域とする利根保健医療圏において、国から交付されました地域医療再生基金を財源にして、IT技術を活用した「利根地域医療連携ネットワ-クシステム」を構築するために設置された組織です。ネツトワ-クの愛称は「とねっと」と決定しました。
平成22年に7月に発足しましたこの協議会は、圏域内の首長と医師会長と中核病院長など21人の委員で組織されております。これまで協議会会議と協議会の下に設置されました作業部会会議が述べ40回開催され、システムの構築に向けた協議が行われてきました。
このシステムは、圏域内の医療機関が保有する診療情報と検査情報等の医療情報をサ-バに登録し、インタ-ネット網を活用して共有することにより診療の充実を図るとともに、医療機関相互での紹介や検査予約などの迅速化・効率化を促進し、併せて患者の利便性を高めようとするものです。
また、圏域内の住民に対しましては、このネットワ-クにアクセス可能な「かかりつけ医カ-ド」を発行いたしまして、かかりつけ医の定着・促進を図ると共に、万一の救急搬送時に既往症や服薬情報を参照することに活用しようとするものです。
去る3月27日に第3回埼玉利根保健医療圏医療連携推進協議会臨時総会が開催されました。4月からの試行運用と7月からの本館運用に向けて、中核医療機関、画像診断施設が9施設、一般病院・診療所が92施設、県立医療機関が1施設、臨床検査機関が4施設、合計106施設が参加申請し臨時総会で承認されました。