投稿日時:2017/3/7
平成28年3月7日(火)大安
私の永年の念願でありました、地域の大きな建設工事が二つ同時期に完成致しました。
一つは、浄土宗忠恩寺本堂の建設工事であります。
浄土宗忠恩寺でありますが、近隣にもなく大変歴史は古くしかも由緒ある寺院であります。開基は、渋江兼重により天喜2年(1054年〕と伝えられ、中世文書も数点遺されている。また、朱印状の初見は慶安2年(1649年)で、三代将軍家光が30石を寄進したとされています。その他綱吉、吉宗、家重、家治,家斉、家慶、家定、家茂、9将軍から朱印状を賜っております。
なお、浄土宗忠恩寺の本堂は、昭和29年に8月7日には大雷雨があり全焼してしまいましたが、幸に過去帳は搬出されました。これをさかいに、約63年にわたり檀家・住職の懸命な復興がはじまりました。幸いにしまして消失後建てられた本堂は、現在の北葛飾郡杉戸町のあるお寺さまから譲り受けたものでした。
この由緒ある忠恩寺を護持運営することは大変でありましたが、檀家皆様のご理解、ご支援のお蔭で今日まで引き継がれてまいりました。この間、檀家皆様より長年本堂建設の要望を頂いておりましたところ、機が熟しまして平成24年10月21日総代及び各耕地から2名ずつ選出された委員で組織する「忠恩寺本堂建設委員会」を設立しました。
現在まで21回の会議を重ね、基本計画の作成や施工業者の選定、寄付金勧募その他の重要事項について協議するとともに、事業の進捗を図ってまいりましたところ、ここに本堂の完成をみることができました。なお、落慶法要は4月29日となりました。
二つ目は、県費単独土地改良かんがい排水事業〔高岩須郷地区〕であります。
高岩地区須郷排水事業の概要でありますが、経年劣化により多発する法面の崩落等により、用排水機能に支障を来たしている土水路について、県費補助を活用しながら平成27年度から29年度までの3ケ年計画で整備するものです。
この度、当事業の2ケ年分が終了しました。県費補助率は33%、総延長は約620m、U型フリュ-ム水路であります。残り工事延長は、約151mとなりました。
この2つの事業は、当地区にとりましては長年の懸案でありここに完成する運びとなりましたこと、私にとりましても檀家の方また地域の関係皆様にとりまして、大変感激深いものがありました。施工にあたりまして、ご指導頂いた方々はじめ関係皆様に深甚なる感謝と敬意を表する次第であります。なお、建設工事費等は、全ての行事が終了したときにご報告致します。