投稿日時:2012/10/2
白岡市制施行記念事業:指定文化財展を開催しました
現在、白岡市の指定文化財は1号(小久喜の獅子舞)から56号(新井白石自筆漢詩)まであります。また、県指定文化財は下野田の一里塚(日光御成街道にある江戸日本橋から数えて11番目の一里塚)と木造阿弥陀如来立像(裸形の仏像 興善寺所有)の二つがあります。
これらの文化財を市制施行を記念し一堂に集め、はぴすしらおかで写真パネルを中心に平成24年9月25日~10月1日の一週間展示して皆様に白岡の文化と歴史を見てもらうことにしました。
特に、新井白石公の自筆の漢詩が野牛の元名主の大久保家から出現(今年の9月7日56号に指定)したため、物凄い反響を呼ぶことになりました。
今まで、白岡からは一例も白石公の自筆の書は発見されていなかったため、埼玉新聞はもとより三大新聞も大きく取り上げ、県内でも多くの人々がそれを知ることになりました。
この自筆の漢詩と白石公の肖像画(指定16号 観福寺所有)を9月29日だけ限定で展示しましたので、県内の上尾市やさいたま市などの方々も会場を訪れ多くの人々で賑わうことになりました。
私も、会場を回って見て今まで指定文化財を一堂に集めて見た経験がありませんでしたので、タタラ山遺跡出土遺物(指定52号 6000年前の縄文時代前期初頭の遺物)から現在まで、6000年の白岡の文化と歴史を見ることになりました。そして、その重さと厚さに圧倒されてしまいました。
これから市民の皆様が、白岡の文化と歴史を知り、それにより郷土愛を深め「うるおいとやすらぎの白岡市」を創り上げて行くため、少しでも役立つよう文化行政に力を入れて行きたいと思います。