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投稿日時:2012/10/1

白岡市制施行記念行事:講演会「新井白石 千年の秘密」を開催しました

平成24年9月29日

白岡市制施行記念行事の指定文化財展(9月25日~10月1日)が開催され白石公の自筆の漢詩と肖像画が、一日限定で展示される9月29日に白岡市コミュニィティセンターで文化講演会を開催しました。

 講師には「新井白石記念館の設立を応援する会」の会長で白石公の研究者で千葉県君津市在住の坂井 昭先生をお願い致しました。

   お願いした理由は、君津市に昔存在した久留里藩の土屋家に白石公の父上である正済(まさなり)公がお仕えしていたため、そこに色々な白石公に関する資料が存在し坂井 昭先生が熱心な白石公の研究者であったためです。

   また、平成22年7月10日白岡町観光協会主催の「第12回白岡めぐり」に参加頂き、野牛久伊豆神社の扁額や観福寺所有の白石公肖像画並びに白石堀跡などを見学頂きその当時から白岡とつながりが有った方でもありました。

 当日は、君津市から「新井白石記念館の設立を応援する会」の関係者60名の方々と大型バス2台でコミセンに来場いただき、その上鈴木洋邦君津市長の白岡市誕生を祝うメッセージと記念品を頂き、感謝の気持ちで感無量となりました。

 その上、福島県郡山市にある「藤沢修平の作品を楽しむ会」の方々20名もマイクロバスで駆けつけて下さいました。これは、藤沢修平の作品に「市塵」という小説があり、その中で六代将軍家宣に仕えた白石公が主人公になっています。そのため、藤沢修平を通して全国的に白石公のファンがたくさんおり白岡にとっては、強い味方であり感謝の気持ちで一杯です。

 会場は、市外の方々を含め市内では野牛地区の方々を初め、白岡の白石公ファンに埋め尽くされ、熱気と共感に包まれ素晴らしい雰囲気になりました。

 白石公は、六代将軍家宣のブレーンとして学者として野牛村に500石の知行地を頂き「正徳の治」と言われる善政を行ったことでも知られています。野牛村に対しても、「白石堀」と言われる排水路を開削し湿地を美田にかえ、飢饉に備え郷倉(ごうそう)という米蔵を用意し、野牛久伊豆神社には朝鮮通信使の製述官(文章の起草に当たる人)の東郭(とうかく)に書いてもらった扁額を掲げ、権力で領民を従わせるのではなく仁徳で善政を行ったと聞いています。

 私もこの白石公の故事に学び、常に市民の皆様の目線で物事をとらえまた市民の皆様の声に耳を傾け「このまちに住んで良かった、そしてこれからも住み続けたい」と思っていただけるまちづくりに専念して行きたいと思います。


この記事は 2012.10.1 に ブログ カテゴリに公開されました。 RSS 2.0 フィードで購読することができます。

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