投稿日時:2019/12/10
白岡市民生委員委嘱状伝達式
令和元年12月9日(月)
白岡市民生委員・児童委員委嘱状伝達式を行いました。一斉改選ということで新たに35名のかたをお迎えし、これまでご尽力頂いた67名のかたとともに新たなスタ-トとなります。新しく民生委員・児童委員となられる皆様におかれましては、これから地域福祉の要として行政と市民とのパイプ役となってご活躍頂きますようお願い申し上げます。また、再任された民生委員・児童委員の皆様におかれましては、地域住民の方々とこれまで築いてこられた信頼関係をさらに強い絆として頂き、小さいお子様からご高齢のか方までみんなが安心して暮らせる地域づくりに、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。
民生委員制度は、平成29年に制度創設100周年を迎えた大変歴史のある制度です。創設当初は、生活に困窮された方々の支援を目的としたものであったようですが、時代とともにその役割は変化し核家族化の進行や夫婦共働き世帯の増加など、生活習慣が多様化により地域住民の関係はますます希薄となってきていることから、市民に身近な地域の相談役として皆様が担う役割の重要性はさらに高まるばかりです。
今年は、台風19号上陸による記録的な豪雨により、各地で河川の氾濫や土砂災害など甚大な被害が発生し、私も改めて災害への対策の重要性を感じたところです。このような災害が起こった際には、民生委員・児童委員が把握する地域住民の情報が避難や支援に大変役に立つものです。例えば、独り暮らしの高齢者が自宅で孤立していたところ、民生委員・児童委員の情報から救助されたケ-スや障害等を抱えるかたに対して必要な支援サ-ビスを迅速かつ適切に確保したケ-スなど、日ごろから地域と密接に関ってきた民生委員・児童委員のご功績は多大なるものです。私たちは、そのご功績に対して敬意を表するとともに、今後の皆様の地域における幅広い活動にご期待申し上げます。私もまた、市政をお預かりする者として地域福祉の充実と発展に努めてまいる所存です。
さて、今年は、天皇陛下の御即位や改元としての一連の国事行為また消費税率の引上げなど、暮らしを取り巻く環境が大きく変わる市民の皆様の関心事がたくさんありました。いよいよ来年は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。各種競技に全力で挑む選手の姿は、全ての人々に勇気を与えて下さることでしょう。白岡市では、東京2020パラリンピック聖火リレ-の招致について埼玉県へ要望しておりましたが、来年8月20日に「埼玉の聖火」として、白岡市がリレ-ル-トの通過市町の一つに選ばれました。これまでの要望活動の成果が実を結び、大変うれしく思っております。多くの市民の皆様、特に将来を担う子どもたちに、夢と希望を与えられる記憶に残る聖火リレ-にしたいと考えています。
今後も、本市の魅力や強みを最大限に活用して他に誇れるまちづくりを進めてまいりますので皆様のお力添えを賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
皆様方には益々ご健勝で、本市福祉行政向上のためご活躍頂きますよう、お願い申し上げます。