投稿日時:2019/1/5
平成31年年頭訓示
平成31年1月4日(金)
本日、平成31年の仕事始めに当たりまして、職員の皆様に対しまして年頭の挨拶を申し上げました。まず、職員幹部の皆様に、次に全職員に、次に庁議にて挨拶を致しました。職員の皆さまには、清々しい気持ちで新しい年の始まりを迎えられたことを心からお喜び申し上げます。また、市議会議長の藤井様、教育委員会教育長職務代理者の牛田様、農業委員会会長の進藤様、固定資産評価審査委員会委員長の山岸様におかれましては、松の内の大変お忙しい中ご臨席を賜り、心から感謝申し上げる次第でございます。
昨年は、職員の皆さんの献身的なご努力により、市政の様々な分野にわたって着実な歩みを示すことができ、深く感謝申し上げる次第でございます。新年を迎え、晴々とした皆様のお顔を拝見致しますと、私もこの一年頑張ろうと気持ちを新たにするところです。早いもので、私が市政をお預かりして10年が経過致しました。5万2,500人の白岡市民の福祉の向上のために11年目となる今年も、引き続き市政運営に全力で取り組んでまいる所存ですので、皆さんも白岡市の職員であるという誇りと情熱をもって、職務に励んで頂きたいと思います。
さて、今年は4月に統一地方選挙や天皇陛下の御退位、5月に皇太子殿下の御即位及び改元、9月にラグビ-ワ-ルドカップの埼玉県・熊谷市開催などが予定されており、皆さんは高い関心をお寄せのことと存じます。国政においては、幼児教育の無償化やTPPの発効など、私たちの生活や仕事に影響を与える身近な政策が実施されます。また、国の経済状況に目を向けますと、アメリカのトランプ政権による貿易摩擦や通商問題、イギリスのEU離脱問題、中国経済の動向などの海外要因に左右されながらも、景気の拡大が戦後最長となることが予測されております。しかしながら、本年10月には、消費税率10パ-セントへの引き上げが予定されており、消費の低迷が懸念されます。
国は、経済対策として、キャッシュレス決済のポイント還元、自動車及び住宅購入時の負担軽減策等の消費の落ち込みを防ぐ対策、軽減税率制度の導入やプレミアム付き商品券の発行による低所得者向けの対策、幼児教育・保育の無償化などの社会保障の充実策、公共事業の実施による国土強靭化対策等を講じる予定とのことでございます。増税に向けた環境をしっかり整備し、実効性のある消費下支え策の実施を期待するところです。
こうしたなか、本市も現在平成31年度当初予算の編成中であり、概ね予算の全体の骨格が見えてまいりましたが、財源は限られておるため断腸の思いで予算計上を見送った事業もございます。また、本年も第5次白岡市総合振興計画基本計画で位置づけた3つの重点プロジェクトであります、「まちのにぎわい創出プロジェクト」、「地域活性化プロジェクト」、「白岡こども・ゆめ・みらいプロジェクト」に最優先で取り組んでまいります。さらに、都市計画道路整備の着実な進捗や教育の充実、福祉施策、防災施策などの実現に向けて、各分野の施策を展開してまいります。
本市では、元気なシニア世代の皆様に、そのご経験とご見識を活用し地域の活力として生き生きと活躍して頂くために、アクティブシニア活躍支援事業を推進してまいります。さらには、今後の人口減少社会に対応し、活力ある地域社会を維持していくために、住みよい環境の整備や安心安全に暮らせるまちづくりに積極的に取り組んでまいります。私は、これからも市民本位の行政運営に徹し、公平無私の姿勢を貫き、市民の皆様が将来にわたり安心して住み続けることのできるまちづくりを進めてまいる所存でございますので、職員の皆さんのご理解とご協力をお願い致します。
次に、年頭にあたり、職員の皆さんに何点かお願いがございます。まず、健康には十分に留意してください。ご家族も含めた皆さんが健康でいられればこそ、良い仕事ができます。周りの人の健康にも目配りして、風通しのよいより良い職場環境を作ってください。そして、行政は最大のサービス産業であり、住民福祉こそが行政の最大の使命です。市役所は、市民の皆様にとって身近な相談機関でなければなりません。市民の皆様に対しては、親切と対話をモット-に思いやりをもって丁寧に対応してください。私のまちづくりの基本理念は、「ともに支え合うまちづくり」です。私は、いつの時でも、人は一人では生きていけない、周りの人に支えられて生きているということを心に刻んで歩んでまいりました。
職員の皆さんも、これまで歩んできた道のりの中では、たくさんの方々に支えられてきたものと思います。今、皆さんは白岡市の職員となり、今度は白岡市をそして市民の皆様を支える立場にあることを忘れないでください。そして、「ともに支え合うまちづくり」には、職員の皆さんと私との信頼関係の構築が不可欠です。私は、職員の皆さんの能力の高さと誠実さは、一番理解しているつもりです。昨年は、所属長会議において苦言を申し上げたこともありましたが、失敗やミスも、これを反省し将来に向けて二度と起こさない繰り返さないのであれば、私は大いに評価したいと思います。職員の皆さん、白岡市の職員であることの誇りと自覚を持って、引き続き市政運営にご協力をお願い申し上げます。
私は、常々、世に大事を成すは、「天の時 地の利 人の和」であり、職員のみなさんと一体なればこそ、何事も成就し得るものと信じておりますので、心を一つにしてまちづくりを進めてまいりたいと存じます。職員の皆さんが、この一年間、健康に十分に留意され、白岡市発展のためそして何よりも市民の皆様のため、それぞれの職務に精励されますよう、心よりお願い申し上げます。