投稿日時:2012/2/21
土地改良かんがい排水事業が進む
昔から、米作農業者にとりましては、水の管理には大変な労力と苦労を重ねてまいりました。目の前に用水が流れているのに、この周辺や自分の田には水が入りにくい、入らないという声があちらこちらからも上がりました。しかし、近年は土地改良や護岸工事等が浸透した影響で、その様な声は少なくなっておりますが、依然改善要望の声は頂いております。
また、水はこの緑豊かな自然環境の保全には、欠くことのできないものであり、人類の繁栄と平和のためにも不可欠なものであります。しかし、世界の人口が70億人になった現在、20世紀の戦争が石油を巡って争われたとすれば、21世紀は水を巡る争いの世紀となるだろと言われるくらい水は大切なものなのです。
この度、数十年来の懸案でありました土地改良かんがい排水事業(通称・川面用水)として、高岩地内から上野田方面への事業が、埼玉県の補助金を一部頂いた中で2カ年の工事を経て完成する運びとなりました。早速、24年度春から、地域の水利用者にとって利便性が良くなるものと信じております。そしてこの事は、農業意欲の向上に繋がることが期待出来るものと思っております。
なお、今後、関連する事業の予定ですが、平成24年度からは爪田ケ谷地域を実施してまいる計画となっております。