投稿日時:2014/8/18
私たちのお施餓鬼
平成26年8月17日(日)
浄土宗忠恩寺のお施餓鬼の日となりました。8時30分より忠恩寺の住職、総代、委員、世話人にて務めました。お施餓鬼の由来ですが、施餓鬼会は各宗派で行われる行事で、誰からも供養してもらえない餓鬼に飲食を施し供養することを第一の目的としています。
そして、浄土宗寺院で行われている施餓鬼会は、お釈迦さまから授けられた作法にもとづいていまして、お念仏の功徳を餓鬼の供養と極楽浄土の先祖代々の霊位に振り向け、加えてまたみなさんの福徳延寿を願うものといわれております。
本日の最初の作業は、事前に取り纏めましたお施餓鬼の塔婆347本を一字一句照合します。次には、施餓鬼棚を皆で慣れない手で作り上げました。竹4本、お米、茄子、芋の葉、ミソハギ、五色旗、過去帳等をあげます。また、宗務庁等への負担金、兼無料、塔婆代・書記料、上人・住職への法礼等の代金、祖品、お花大小29束、各種供物や食事を用意、外での戦没者慰霊塔、歴代住職墓地、無縁塔の御経をおこないます。
大勢の方々が見えますお施餓鬼を務め、滞りなく無事に終了します時間は、午後4時少し前頃です。このとき、役員全員でホットいたし時間となります。お施餓鬼は、沢山の檀家皆様の協力により成り立っておりますが、その施餓鬼の作法は午後2時からですが、多数の上人さまの元にお経から始まり塔婆を上げられた施主の名前を次々に住職さまが読み上げて頂きます。
檀家皆様方は、続いてお焼香を致し先祖さま阿弥陀様のお慈悲にすがりつつ、そして塔場を頂きお線香をたむけご供養をいたします。この夏も、日本各地において、猛署、集中豪雨、山崩れ等お気の毒な被害が発生しておりますが、この地は地形や気象状況等により安泰でありました。私たちの行っておりますお盆やお施餓鬼の行いは、何となくよろしいのかなと自己満足した一日でした。