投稿日時:2014/11/6
埼玉東部消防組合議会視察研修会
埼玉東部消防組合議会視察研修会に参画致しました。当広域組合は、4市2町が統合して2年目でありますので、すべてのものに新たな企画立案が必要であります。この度の初日の先進地視察は、茨城県日立市消防本部におい、主に津波・大規模風水害対策車両等についての研修でありました。
この車両は、津波や大規模風水害による冠水地域の人命救助に対応するため、水陸両用バギ-、FRPゴムボ-ト2馬力船外機、ゴムボ-ト20馬力船外機、フロ-ティング担架等の救助資機材を積載した特殊車両であり、救急消防援助隊の即応体制の強化充実を目的に、全国で15台配備されておりまして、緊急消防援助隊車両としても全国各地に広域応援出動します。
今年度、この津波・大規模風水害対策車両が、特に埼玉東部消防組合に無償貸与されますことから、研修となりました。当津波・大規模風水害対策車の、今後の運用等にあたりましては、この度の説明を反映させてまいりたいと考えておりますので、今後ともご指導を賜りますようお願い致します。
本日は、宮城県仙台市消防局の視察です。当仙台消防局はヘリコプタ-まで所有しておりまして、そのスケ-ルは全国有数なものであります。今回は、遠距離大量送水システム、高度工作車等を見学致しまして、イザという時には必要であると参考にはなりましたが、見るもの初めてのものばかりで、戸惑いがのこる日ともなりました。
しかし、災害対策の原点は、イザというときのために、日頃からの「備え」が大切です。自宅や家の周りの安全性確認、家庭内での食料・水等の備え、家族の安否確認の方法等、地域での備えや助け合いが基本であります。この消防組織というものは、これからの少子高齢化時代、災害対策には益々充実強化が不可欠であると認識を深めました。