投稿日時:2012/1/5
平成24年々頭訓辞式
仕事始めにあたり、職員の皆様に挨拶を行いました。皆様にはご家族お揃いで明るく希望に満ちた新春をお迎えの事と心からお喜び申し上げます。
さて、昨年三月に発生した東日本大震災は、その被害が甚大であり被災された方々の生活の再建や被災地の再生、さらには失われた活力を取り戻すことは喫緊の課題であり、我が国の総力を挙げて東日本大震災からの復旧、そして将来を見据えた復興へと取り組んでいかなければなりません。
しかしながら、復興財源を左右する我が国の経済は、米欧経済の悪化が顕著となるなど、世界経済が減速傾向である影響や予想を超える円高が加速するなど、輸出が回復してきているものの引き続き危機的な状況が続いております。
こうした時こそ、職員の皆さんは国の施策を座して待つのではなく、限られた権限の中にありましても創意と工夫を凝らし、これからの町づくりに取り組んでいただきたいと思います。
また、社会経済動向が激動し我が国全体に閉塞感が漂う中にありましても、当町には市制施行という未来を切り拓く明るい話題があります。
申し上げるまでもなく、十月一日の市制施行がゴ-ルではなく、新しいまちづくりに向けスタ-トラインに立つものであると考えております。
今年は、当町が市としての第一歩を踏み出す記念すべき年でもあり、当町の真価が問われる大事な一年でありますので職員の皆さんと一丸となって、新しいまちづくりに取り組んでまいります。
来年度からは、向こう十年間を計画期間とする「第五次白岡町総合振興計画」がスタ-トいたします。また、安全安心で暮らしやすい地域社会の実現を掲げた自治基本条例を、昨年十月から施行いたしました。
私は、これから第五次白岡町総合振興計画と自治基本条例とをまちづくりを支えていく二本の柱と位置づけ、スピ-ド感を持って取り組んでまいります。
次に、念頭にあたり職員の皆様にお願いがあります。行政は最大のサ-ビス産業であり、住民福祉こそが行政の最大の使命であります。住民の皆様に対しては、親切をモット-に思いやりをもって丁寧に対応して下さい。
私は、常々世に大事を成すは「天の時 地の利 人の和」であり、この三位一体なればこそ何事も成就し得るものと信じております。そこで職員の皆様と心を一つにしてまちづくりを進めてまいります。
以上が、年頭にあたり午前中に庁内で主に行った挨拶であります。午後は、蓮田市白岡町衛生組合で挨拶を行いました。なお暮れの29日には、衛生組合にごみを搬送する約500台の車列が出来ました。しかし、今日はとても静かでありました。