投稿日時:2019/3/17
柴山伏越の耐震補強工事
3月15日(金)柴山伏越で行なわれてる大規模地震対策柴山サイホン外耐震補強工事を視察してまいりました。今回いろいろとお世話になりました独立行政法人水資源機構利根導水総合事務所で管理している利根導水路施設は、東京都・埼玉県・群馬県に1,200万人の水道用水、2万3,000ha以上の農業用水その他にも工業用水等を取水・通水するなど、私たちにとって非常に重要なライフラインです。
政府の地震調査委員会によると、南関東における首都圏直下型の大規模地震等の発生が高い確率で危惧されています。また、近年は全国各地で大規模地震が発生しており、本当に心配しているところです。これらのことから、当市の柴山伏越でも現在、耐震補強工事が実施されているところです。
見沼代用水路と元荒川とが交差する場所に、元荒川の川床の地中を樋管で通したのが柴山伏越で、いわゆる川の立体交差といわれ当市の観光資源の一つとなっているところです。見沼代用水路は、享保12年(1727年)に徳川吉宗の命により伊澤弥惣兵衛が工事を行ったものですが、実際に中に入って説明を伺うと当時の土木技術の高さに驚かされました。
白岡市には29本の川が流れており、そのうち7本が一級河川です。それと、この柴山伏越をはじめ9か所の川の立体交差があります。全国的にも珍しいことではないでしょうか。見沼代用水土地改良区の皆さん、水資源機構の皆さん、現地でお話をして頂きたいへん勉強になりました。ありがとうございました。