投稿日時:2018/3/16
白岡市立菁莪中学校卒業証書授与式祝辞
本日、市内全中学校において卒業証書授与式が挙行されました。私は菁莪中学校を卒業される皆さんに、ご卒業誠におめでとうと祝辞を申し上げました。
ご列席の保護者の皆様方に心からお祝いを申し上げます。たくましく成長されたお子様の晴れの姿に、お喜びもひとしおのことと存じます。
また、今日までの3年間、生徒達の教育に全力で取り組んでこられた石塚校長先生をはじめ、諸先生方にも深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。思い起こせば、皆さんが生まれた平成14年度は、小柴昌俊東京大学名誉教授がノ-ベル物理学賞を、島津製作所社員の田中耕―さんがノ-ベル化学賞を受賞され、日本で初となった同年ダブル受賞がございました。とりわけ、若く無名のサラリ-マン研究者であった田中さんの受賞は、私たちに真摯に物事に取り組む大切さを教えてくれました。
さて、卒業生の皆さんの胸中には、菁莪中学校でのいろいろな思い出がよみがえっていることと思います。毎日の学習や生活の中での新たな発見、生徒会活動や運動会、部活動などで発揮した頑張り、そしてこの3年間をともに過ごした先生方や友達との多くの出来事が思い出され、さぞ感慨深いことと思います。この大切な思い出は、皆さんのこれからの人生にとって何ものにも代えがたい宝物になると思います。明日から皆さんは、自ら志し自ら選択した進路に向かって、希望と自信と一抹の不安をもって進んでいくことになりますが、皆さんには何者にも勝る若さがあります。みずみずしく多感なこの青年期に、豊かな人間性をはぐくみ他者への思いやりやいたわりの心を忘れず、将来の成功を信じてさらなる努力と精進を重ねることが、前進する第一歩と思います。
しかし、皆さんの進む道は、必ずしも平坦であるとは限りません。 苦しい時こそ、決してくじけることのないよう意思を強く持ち、自分をしっかり見つめ、支えてくれる家族や友がいることを忘れず、道を切り拓いて行かれることを望みます。どうか、卒業生の皆さん、どんな時も夢と希望を持ちそして自分は菁莪中学校の卒業生です、との誇りを持ってこれからの人生を歩んで頂きたいと思います。皆さんが学生生活を過ごされたこの白岡市が、市民の皆様に住んでよかった、これからも住み続けたいと誇りに思って頂けるような魅力あふれる市となりますよう全力で取り組んでまいります。是非、皆さんも若い斬新な発想とアイディアで、新しいまちづくりにご協力をお願い致します。大きな夢と希望を抱いて船出される卒業生の皆さんの航路が、順風満帆で幸多からんことをご祈念申し上げますとともに、ご列席の皆様方のご健康とご多幸、さらには菁莪中学校の限りないご発展をお祈り申し上げます。