投稿日時:2018/5/20
筑後様まつり
本日は、「復活 筑後様まつり」にお招き頂きまして誠に有り難うございます。筑後様まつりは、江戸時代に野牛村の領主であった新井白石公の遺徳を偲び、昭和10年代まで開催されていたおまつりであったと聞きます。その後、途絶えていたものを野牛行政区有志の皆様、野牛文化財愛護会の皆様、野牛夫婦友の会の皆様、野牛・新白岡子供会の皆様のご尽力により、本日、およそ70年振りに復活し、このように盛大に開催されたことに心からお祝い申し上げます。
本市におきましても、昨年の3月に竣工致しました都市公園の名称を地元の皆様のご要望を踏まえ「白石様堀公園」と命名し、野牛と新井白石公の顕彰に努めているところでございます。また、今年の10月に開館予定でございます生涯学習センタ-内の歴史資料展示室においても、本市の近世史を紐解くうえで欠かすことのできない重要な文化財として、新井白石公に関わる資料を展示し普及公開に努めてまいる所存でございます。
さて、本日は新井白石公に関わる文化財の開設や電子紙芝居や指定文化財の公開等、様々な催しが開催されると伺っております。今後も、このように地域が一体となって様々な活動が推進されますことを、心からご祈念申し上げます。私は、常々市民の皆様方が、郷土の歴史、文化、芸術などへの理解を深め文化意識を高めることにより、豊かな人間性を育んで頂くことが、まちづくりを進める上で極めて重要なことであると考えております。今後とも、豊かな感性や創造力を引き出すことのできる文化・芸術振興に努めてまいりたいと存じます。ご参会の皆様方のご健勝とご多幸を、そして筑後様まつりの益々のご隆盛をご祈念申し上げます。