新年明けましておめでとうございます。市民の皆様には、お健やかに新春をお迎えのことと、心よりお喜び申し上げます。旧年中は、市政運営に対しまして格別なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、私事で大変恐縮でございますが、皆様方の暖かいご支援を頂き、再び市政のかじ取り役を担うこととなりました。ここに、改めまして市民皆様に心より有り難く厚く御礼申し上げます。
ご案内のとおり、昨年10月1日に白岡市が誕生いたしました。市制を施行することは、市民の皆様の長年の悲願であり、白岡市誕生に改めて大きな喜びと責任の重さを痛感しております。
白岡町を創設された、先輩諸賢や今日の白岡市の礎を築いてこられました先達のご苦労に対し、深く感謝申し上げます。
私には、市制施行を決断した者として、これからの白岡市の発展の礎を築く責務があると考えております。
今年度も当市には、明るい展望が開けております。まず、当市の持つ、圏央道白岡菖蒲ICへのアクセスの良さやJR宇都宮線の2つの駅を有するなどの交通利便性により、企業の進出が進展しており雇用の創出や税収の増加が大いに期待されるところであります。
一方、自然環境に目を転じてみますと、県内で2番目の広さを誇る芝山沼をはじめとし豊かな自然がまだまだ残されており、非常にバランスのとれた懐の深い市であると自負しております。
さらには、先般、新井白石の直筆の漢詩「贈北客」が発見されるなど、まだまだ新しい発見が期待できますので、歴史資源の発掘にも努めて参ります。
私は、こうした白岡市の持つ強みを最大限活用して、市民の皆様が白岡市に住んでみたい、住み続けたい、と言っていただける魅力あるまちづくりに取り組んで参ります。私は、これからのまちづくりへ向け、「学び楽しむ文化未来都市の実現」、「新市の基盤整備の推進」、「子育て支援と母子保健医療体制の強化」、「教育環境支援と強化」、「防災・減災に優れた安心・安全のまちづくり」、「省エネと環境にやさしいまちづくり」、「自立と協働のまちづくり」の8つの政策の実現に全力で邁進して参ります。この施策を着実に実行することが、「うるおいとやすらぎの生活未来都市」の実現に結びつくものと考えております。未来を担う白岡の子ども達が、将来、私のふるさとは白岡市ですと、胸を張って言える新生白岡市を市民の皆様と手を携えて築いて参ります。
平成25年の年頭に当たり、今年は市制施行を契機とし、これまで以上に市民の皆様の活力をまちづくりに生かし、新たなまちづくりを市民の皆様とともに進めてまいりたいと考えております。
どうか、市民の皆様方におかれましては、市政運営に対する一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますと共に、市民皆様のこの一年のご多幸と、ご健康を心からお祈り申し上げまして、挨拶とさせていただきます。