投稿日時:2011/12/5
日曜日の午後は、テレビとにらめっこ・福岡国際マラソン
平成23年12月4(日)
伝統のある福岡国際マラソン大会=ロンドン五輪代表選考レ-スを解説。
福岡国際マラソンは、良好のコンデションのもとスタ-ト致しました。注目する選手は、なんといっても、市民ランナ-川内優輝(埼玉県庁職員)選手の五輪出場の快挙なるかであります。
前半・中盤・後半と解説します。川内選手は、スタ-トしてしばらくは先頭集団の前の方におりましたが、その後注視しましたのは、途中から位置取りがはっきりせず、出入りが多い走法でした。あんのじょう、前半から中盤に入る20㎞(先頭集団1時間11秒)を過ぎてから徐除に遅れだし13位となり、少し心配になりました。
中盤に入る23㎞付近・博多駅前では、先頭集団は7人となり、うち日本人は、今井正人と前田和浩と岡本直己選手の3人でした。25㎞は1時間15分11秒となり前田、今井、岡本らは6人の先頭集団となり、川内は8位です。25㎞過ぎから急にバラけて、ダビリ(ケニア)が抜け出て、2位はムワンギ(ケニア)、3位グル-プは日本人3人です。
後半に入り、30㎞の前田、今井、岡本のタイムは1時間30分49秒。33㎞付近では後続にいた川内がここで、3位グル-プの日本人3人に12秒差までつめる。35㎞では、1位ダビリのタイムは1時間44分39秒、トップと今井、前田の差は大きく開いて2分36秒、ここで川内はじりじり追い上げて、3位の日本人まで11秒差まで詰め5位に上がる。
36㎞過ぎ川内は、今井と前田に追いつき抜き去る。しかし、すぐに3人はならぶ。37~38㎞川内と今井と前田依然三つどもえ。しかし、その後前田が少しはなれ出す。39㎞過ぎまで併走が続いたが、川内・今井の順となりそしてここで川内が出る。40㎞の川内の途中タイムは2時間3分7秒となり、その後懸命に前に出て、デッドヒ-トを制した川内は3位でテ-プを切るが、日本人としては1位である。
1位ダビリ2時間7分36秒初マラソンでの快挙、3位川内優輝2時間9分57秒、4位今井正人2時間10分32秒となり川内と35秒差でした。それぞれのランナ-が想いを胸に望んだマラソンの結果はいかばかりでしょうか。私たちが大いに期待した川内優輝ランナ-は、ロンドン五輪に前進したのは間違いないと思います。川内選手の健闘に拍手を送りましょう。
それにしても川内選手には申し訳けありませんが、中盤で勝負が出来なくなってしまう日本の一流ランナ-の皆様、国際舞台という大きな大会になるとその力量が発揮出来ないのは何故なのでしょうか?がんばりましょうランナーの皆様、そして日本。