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Archive for 8月 16th, 2017

投稿日時:2017/8/16

お盆・お盆の意味

平成29年8月16日(水)

 この地方では、8月には月遅れのお盆とお施餓鬼の時期であり、また各地において沢山の催し物がおこなわれます。私達の地域は、お盆が8月13日~15日、そして今日は送り盆の16日です。1632-%e3%81%8a%e7%9b%86%e3%83%bb%e3%81%8a%e7%9b%86%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%91%b3明日17日は、お施餓鬼であります。昔から日本の伝統、歴史、文化の高い儀式の一つであります年に一度のお盆の意味について、振り返ってみましょう。

 お盆は、普段はなれて暮らす家族や親類が集まる良い機会ともなっています。お盆の起源は盂蘭盆経(うらぼんきょう)という経典に収められている、お釈迦さまの弟子・日蓮尊者と餓鬼の世界に堕ちたその母親の逸話にさかのぼります。お釈迦さまは、母親を救う方法を求める日蓮尊者に「僧たちが夏の修業を終える7月15日に、彼らに食べ物や飲み物を献じれば、その功徳ににより汝の母を救うことが出来ようと説かれました。

 これにもとづき日本では、毎年、地域により7月または月遅れの8月に先祖供養の行事として行われるようになりました。お盆には、今は亡きご先祖さまを極楽からお家にお迎えし、ねんごろにご供養しますが、それは父や母をはじめ多くの方々の命のつながりがあったらこそ、私達の命があるということに感謝の気持ちを伝えるためです。そのことに今一度思いを致し、ご先祖さまへの「敬いの心」を次の世代に繋いでいくこともお盆の大切な意味といえるでしょう。ご先祖さまをお迎えし、おもてなしする風習は地方ごとにさまざまですが、真心を込めたお念仏をおとなえしたいものです。この文章の部分は、ある記事を引用しています。

 なお、私達の宗派とお寺は、浄土宗忠恩寺であります。宗祖は法然上人、開宗は承安5年(1175年)、本尊は阿弥陀仏(阿弥陀如来)、教えは阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名をとなえて人格を高め、社会のためにつくし明るい安らかな毎日を送り、お浄土に生まれることを願う教えです。お経は、お釈迦様がお説になった「無量寿経」、「観無量寿経」、「阿弥陀経」の三部経をよりどころとします。

 結びに我が家のお盆ですが、親戚等で新盆の家が2戸、そのほか例年のお盆廻りが10戸ありました。そのほかお盆初日には、忠恩寺にて迎え盆に見える方の受付を行いますし、お盆の日程は短いものですから、どちら様もお盆はとても忙しい日々でした。

 


この記事は 2017.8.16 に ブログ カテゴリに公開されました。 RSS 2.0 フィードで購読することができます。


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